Russell Brand問題

2010年7月16日
http://movielabo.net/
Russell Brand問題
こちらイギリスでは大変な事態になっているようなので、さっとお伝えします。Russell Brandはイギリスのコメディアンで、毒舌と下ネタで人気を得ている人です。この方、チャンネル4のPonderlandやBigBrother(どちらも年に数か月の不定期放送)などの番組に出演、ラジオでは2時間しゃべりまくるだけの番組を持っているのですが、ラジオ番組で問題は起きました

10/16に、2日後の18日21時より放送予定の収録がBBCのスタジオで行われました。Coプレゼンターとして、Jonathan Rossも出演しました。ジョナサンロスは日本で言ったらさんまさんやタモリさんのようなしゃべりも稼ぎも実にみごとな名司会者で、看板番組はFriday night with Jonathan Ross。諸事情によりゲスト出演できなかった俳優Andrew Sacksの留守電に残したメッセージが事件の発端となりました。二人は番組中、サックスさんの留守電にメッセージを残すのですが、内容をかいつまむと、ラッセルブランドがサックスさんの孫と関係を持った事をジョナサンロスが公表し、つられてラッセルブランドが孫の実名を言い、謝った方がいいからという事で電話をかけるも、真摯に謝るどころかおどけてを歌ったり、さらに馬鹿にするような発言。計4回、サックスさんの留守電にメッセージを残します。

問題の焦点が時間がたつごとに変わってきているのですが、まずは18日の放送当日から翌週まで、苦情は届けられていたようなのですが、全く報道はされていませんでした。その苦情も、内容よりもまずジョナサンロスがFワードを連発、聞くに堪えないといったものだったようです。大々的にテレビが報道を始めたのは25、26日あたりからでしょうか。苦情の内容が、サックスさんへの電話の内容はどうなのか、何の害もない年老いた俳優をそんなに馬鹿にしてどうする、に変わってき、テレビでの報道につられてかBBCに寄せられる苦情の量が倍増、それを受け先週半ばにラッセルブランドがBBCを辞め、ジョナサンロスは3ヵ月間無給の通達、BBCラジオ2のボスが辞任。ここ数日は、BBCの放送基準遵守の甘さ、編集部の責任はどう問うのか、といった問題になっています。

弁護するわけではありませんが、もともとラッセルブランドは下品なネタが売りで、当該番組の内容も毎週普通にぶっ飛んでいるので、今回のものはかなり悪さが過ぎてはいますが、彼にとってはこれで食っているといっても過言ではありません。彼は自らBBCとの契約を切りました(チャンネル4との契約はまだあるようです)。それに比べてジョナサンロスは3ヵ月間のサスペンドのみ(しかも彼の給料は受信料から払われています。)BBCラジオ2のボスが辞任しましたが、果して彼女一人の問題だったのか。

内容の過激さ、斬新さを求める番組ではありますが、編集部が、編集部長が、どうしてこれを放送するという判断にしたのかは現在「調査中」のようです。

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