それ行け!スマート

2010年8月22日
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それ行け!スマート
 ランランラランラランランな日曜日です。
 きょうは掃除・洗濯・炊事の日。
 ちょっと、躁鬱のジェットコースターが落下に入ってきたので、いずれは動けなくなりますからね。動けるうちに動けるだけ動いておかなければ。
 ということで、たった今、シーツやブランケットを洗濯するために、わんこが2匹スース-寝息を立てている布団のブランケットを取っ払い、シーツを思いっきりひっぺがしてやりました。
 気持ちよくお眠むしていたのに突然台風でもやってきたかのようにかけていたブランケットはおろかシーツまでひっぺがされた2匹はパッと布団から飛びのいて、眼を丸くしてぼくの顔を見つめています。もともとチワワもトイ・プードルも、ビー玉をはめ込んだかのようなまん丸な眼ですけどね。
 あっもちろん、替えのシーツとブランケットはすぐにメイクしてやりましたよ。彼等のために洗濯や掃除にこき使おうとは思っていませんから。『101匹わんちゃん大行進』のマヌエラみたいに冷酷じゃありませんから、ほんと。こんなに最高の飼い主はいませんよ。嘘だと思ったら彼等に訊いてみてくださいよ、2匹とも「わん」とはいえませんけど「くぅ~ん」と肯定してくれるはずですから。
 
 10月12日か。
 あ~、映画を観たい。
 『ゲット・スマート』がきのうからようやく公開されましたからね。春に、元下宿していたニューヨークの家主で審美歯科医のウィルから、『ゲット・スマート』映画化のニュースを聴いたときには飛び上がって喜んだんです。
 『ゲット・スマート』ってもともとはTVドラマだったんですよ。ジェームズ・ボンドが大当たりして、世の中がスパイ・ブームに湧き返っていた頃、30分のスパイ・コメディーとして、日本でもけっこう人気があったのです。邦題を『それ行けスマート』。主演はドン・アダムスという猫ひろしさんくらい背の低い俳優さん。ありとあらゆるギャグがあちこちに仕掛けられていて、おなかが痛くなるほど毎週笑わせてもらってました。吹き替えをやっていたのは1クールは谷幹ーさんという、『月光仮面』第二部から「袋五郎八」という頼りない、祝十郎探偵(実は月光仮面その人?)の助手を演じていた、浅草でキャリアを積んだ本格派のコメディアン。アメリカ産のアニメの吹き替えも随分とやっていた方です。
 2クールからは若き日の小松政夫さん。谷さんに輪をかけて、ほとんどアドリブで吹き替えちゃって、おもしろすぎて笑い転げてそこいらじゅうの家具などに頭をぶつけて、観た後はどっと疲れてました。
 とにかく、このアメリカ秘密情報部員0086号のマクスウェル・スマートはやることなすことドジばかり。超美人情報部員の0099号を相棒に、世界を混乱に陥れようとする秘密結社「ケイオス(日本語で混乱という意味。もう、そのまんま)」のおバカな野望を叩き潰すというストーリー。
 ケイオスの首領は全身タイツで、顔は頭からパンティーストッキングをかぶって、両手の指には金属製のサックをつけているという変質者のごときおバカなスタイルで偏執狂。製作者も徹底的に悪ふざけしているとしか思えない、どうしようもなくおバカな悪事を、なぜかドジの連続をやらかしているうちに叩き潰し、任務成功となってしまうという、毎回同じパターン。確か、時々助っ人として喋る犬の情報部員とか、マンホールにでも何でもカメレオンのように同化してしまう情報部員もいたっけ。秘密兵器はデスク型自動車。デスクマットがせりあがり、ハンドルとダッシュボードが飛び出し、引出しを開けてスイッチを押せばデスクの両端が開いてミサイルの発射台がせり上がってきて、さらにターゲットスコープがダッシュボードの前面に立ち上がって、ターゲットに向けてミサイルをぶちかます。
 そういや1度、ターゲットを勘違いして情報部長の公用車にミサイルを2基ぶち込んで爆破したことがあったような・・・。
 0099号はとっても真面目な性格にも関わらず、この面白すぎる面々と行動をともにして任務を成功に導いていく役目。バーバラ・フェルドンさんという女優さんでとても背が高くて、バービーのようなスタイルのブロンド美女。アメリカの女性ってみんなこんなに人形のようにスタイルが良くてきれいなお姉さんなんだって思っていましたね。


 その『ゲット・スマート』が2度目の映画化。
 1度目は1980年の『ゲット・スマート・リターンズ』。邦題は『それ行けスマート/0086は笑いの番号』なる副題がついていました。ゲストが『エマニュエル夫人』や『青い経験』などセクシー・エロティックな映画で人気のあったシルヴィア・クリステルで、ロシアの秘密情報部員役でした。
 秘密結社「ケイオス」が、世界中の政治家や首脳たちをすべて着ている服の繊維だけを全部破壊してヌードにする新型爆弾を開発し、世界中の人々ををすべてヌードにしてやるぞと警告してきて、それを阻止するためにアメリカ政府は、こんなアホな企みの相手をできるのはあいつしかいないだろうと、秘密情報部員0086号マクスウェル・スマートを選び出し任務に当たらせるというもの。
 ジェームズ・ボンドお得意のスキーシーンなど(スマートは途中で崖っぷちに建っている山小屋の風呂場に突っ込んで大騒ぎになるのですが)他のスパイ物のパロディーをふんだんに取り入れた悪ノリが過ぎた作品でしたね。
 でも、スマートを始めとしてTVのキャストとスタッフが勢ぞろいしていたのは妙に嬉しかったですね。
 最近になって、スマート役のドン・アダムズさんがお亡くなりになったのはとても残念でたまりませんでした。
    
 さて、今回の、スタッフ・キャストが一新された『ゲット・スマート』はTVのようにおバカを連発してくれるのでしょうか。それともジェームズ・ボンドみたいに一切笑えないハード・アクションになってしまっているのでしょうか。
 とにかく観たい。
 きょうにでも観たい。
 1秒も待てない。
 でも、休日の雑踏の中へ飛び出せば過呼吸を起こしてぶっ倒れるだけ・・・あ~、もうっ、いやっ!




オリジナル・サウンドトラック『ゲット・スマート』/サントラ


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 テーマソングはなんとマドンナfeatジャスティンティンバーレイクの『フォー・ミニッツ』(アルバム『ハード・キャンディー』収録)。


ハード・キャンディー/マドンナ


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いやー、しかしきのうは驚きましたよ。TVのニュースをつけたままキャベツを刻んでいたら、突然「ミウラ・カズヨシ氏が自殺しました!」だもの。てっきりサッカーのカズだと思っちゃって思わず指を刻むところだったもの。こりゃまた友人の葬式かと思って、とりあえずゴン中山ちゃんの自宅に電話したら、生田のえっちゃんが出て、「カズが自殺したってニュースで言ってる」って言ったら、それがあちこち広がって大騒ぎ。
 よくよく聴いたらロス疑惑のフルハム三浦和義だったんですね。
 マクスェル・スマートに負けず劣らず、ぼくもおバカだにゃ。


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